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NBAのニューヨーク・ニックスで長年コメンテーターを務めたカル・ラムジーさんが25日、マンハッタン区内で死去した。81歳だった。ニューヨークタイムズなどが報じた。
同紙によるとラムジーさんはハーレム育ち。プロを輩出したラッカー公園のコートでバスケの技を磨き、ニューヨーク大学(NYU)ではフォワードとして活躍。1959年のドラフトで、セントルイス・ホークスに指名された。その後、ニックスなどでプレーした。引退後、72年から82年にニックスのコメンテーター、91年にコミュニティー関係担当を歴任。83年から昨シーズンまで、NYUのバスケ部副コーチを務めた他、20年にわたり、コミュニティー関連の副ディレクターを兼務した。ニックスのオーナー、ジェームズ・ドーランさんは同紙に「多くの若者の人生に良い影響を与えた恩師」とたたえた。
ラムジーさんに人生を変えられた1人が、ブルックリン区の高校のバスケットボール部でプレーし、ラムジーさんにNYUにスカウトされたアル・バーデンさんだ。ラムジーさんは以前、同紙のインタビューでバーデンさんについて「問題児だったから面倒をみてやった」と話していた。バーデンさんの選手生命が終わると、自身が担当していた、落ちこぼれ高校生のためのプログラムの仕事を紹介。バーデンさんはラムジーさんにちなんで、息子に「ラムセス」と名付けるほど慕っていた。ラムセスさんはNFLニューヨーク・ジャイアンツの選手として活躍した。

ニューヨーク・ニックスの
公式ホームページより
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