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ブルックリン区で家賃規制(レントコントロール)アパートを所有するミリアム・シャッソさん一族が、アパートの管理を怠り、住人に嫌がらせを行う一方で、部屋を民泊用に改装し違法に営業しているとして、住人らは16日、同区のキングス郡高位裁判所に提訴した。損害賠償を求めている。
訴えによると、シャッソさん一族は同区プロスペクト=ラファエッツガーデンズでアパートビル3棟を所有。水漏れ修理や害虫駆除の不履行、暖房切れなど過去4年で220件を超える管理怠慢が報告されている。長年ここに暮らす住人が冷蔵庫の修理を申し出た際には、生きたネズミを入れた中古冷蔵庫を設置するなどの嫌がらせを行ったという。1981年から住むエリザベス・ヘインズさん(65)は、地元ニュースサイト、ゴッサミストに「引っ越してきた日から問題が絶えたことがない。ここ5年間は嫌がらせがエスカレートしていた」と声を震わせる。
一方で、シャッソさん一族はいくつかの部屋には空調システムを導入し、民泊用に改装し、エアビーアンドビーで「天国のように美しいアパート」との宣伝文句で貸し出していた。ニューヨーク州では、ホストが家にいない状態で集合住宅の部屋を30日未満貸し出すことは違法。同サイトによると一族は、市政監督官がまとめた「悪徳大家」リストにも掲載されていた。
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