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非営利団体コアリション・フォー・ザ・ホームレスが4月30日に発表した年次報告書によると、ニューヨーク市のホームレスシェルターで暮らすホームレスの人口が、2022年までに6万5000人以上に達する見込みだという。ウォール・ストリート・ジャーナルが同日、報じた。3年以内に5000人増える予想だ。
市のホームレスシェルター生活者の人口は、既に約6万人と記録的な数に到達。4万7918人だったビル・デブラシオ市長就任時の14年以来、劇的に増加している。市長は17年、シェルター90棟の新設など、ホームレス人口削減のための計画を発表。市長はまた、市のホームレスシェルター生活者の人口は22年までに2500人減少するとの声明を発表しており、同報告書との間に矛盾がみられる。
同紙が市のデータとして報じたところによると、17年以来、市のシェルターで生活するホームレスの数は、季節によって数千人程度の上下はあるものの、6万人前後に留まっている。4月29日現在、約2万1000人の子どもを含む約5万8000人が、シェルターで寝泊まりしている。
同団体は市に対し、連邦政府から大幅な補助金を受けたホームレス用住宅を最低2万4000戸新設し、既存の住宅から最低6000戸を確保するべきだと主張している。市の現在の計画では、いずれもこの半数だという。
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