白い車体に青ライン、旧型バスが引退 環境配慮型に移行

The final in-service run of a Rapid Transit Series (RTS) bus, number 5241, along the M55 route on Mon., May 6, 2019. Nearly 4,900 of these buses were ordered by New York City Transit between 1981 and 1999. The retirement of these diesel-powered buses, a familiar sight on city streets since their first pilot test in 1979, brings us closer to our vision of a greener, zero-emissions fleet. MTA Bus Company President and NYCT SVP of Buses Darryl Irick, also a second-generation Bus Operator, behind the wheel at the Michael J. Quill Depot. Photo: Marc A. Hermann / MTA New York City Transit
ニューヨーク市で、廃止が決まっていた旧型モデルのバスが6日、最後の運行を終えた。約40年もの間市内を走った「ラピッド・トランジット・シリーズ(RTS)」の最後の1台が、マンハッタン区のミッドタウンからローワーマンハッタンに向かうM55路線で最後の運行を終えた。ニューヨーク都市交通局(MTA)が発表した。
RTSはカーブした独特のフロントガラス、クロームメッキのヘッドライト、白い車体に青のラインが入った特徴的なデザイン。MTAではパワーステアリングを搭載した初めてのバスで、1981年に導入を開始し、80年代から90年代にはおよそ4900台が市内各所を運行していた。しかし、RTSはディーゼルガソリンを使用するため、環境への配慮が重要視される現在の基準から外れた。また、車椅子対応ではあったが、故障が相次ぎ苦情が絶えなかったという。
MTAは、環境配慮型バスの導入を進めている。市では現在、クリーンディーゼルガス使用バスが3000台以上、ハイブリッド電気バスが約1700台、圧縮天然ガス使用バスが約745台運行している。完全電気バス10台の試験的導入も開始。2040年までに、市を走る全てのバス約5500台を、環境配慮型に切り替えていく方針だという。

最後の走行に向かうRTSバス(photo: MTA)
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