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ニューヨーク都市交通局(MTA)は1日から、ブルックリン区ブライトンビーチのブライトンビーチ街上の地下鉄Q線の高架の修復工事を始めた。先月半ば、この高架から腐った枕木が落下した事故を受けたもの。ニューヨーク市内にある地下鉄の高架は70マイル(約113キロ)に及び、MTAは広範囲での対策に当たる意向だ。ウォール・ストリート・ジャーナルが6月28日、報じた。
同紙によると、ブライトンビーチの高架から落ちた枕木が見つかったのは6月14日午前4時ごろ。落下したのが深夜だったとみられ、けが人はなかったが、普段の高架下は車や人の往来が多い。事態を重くみたMTAは同街上の700フィート(約213メートル)の枕木を交換する予定だという。
同紙によるとこの高架は44年前に建設され、2018年12月の検査では5年の耐用年数があるとして、20年に枕木を交換する予定だったという。
今年初めにはクイーンズ区の地下鉄7番線の高架でも木片が相次いで2本落下、いずれも車を直撃した。同紙によるとMTAは今後数カ月の間、市内4カ所で地下鉄の高架からの木片やがれきの落下による被害防止策を試行する。高架下にネットを張る案が出ているという。

今年2月、クイーンズ区の地下鉄7番線の高架から落ちた木片。 ジミー・ブラマー市議のツイッター(@JimmyVanBramer)より
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