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オランダの植民地だった17世紀から現在に到るまでのニューヨーク市の歴史の中で、象徴的とされる建築物について、ニューヨークタイムズが10月31日、報じた。
マンハッタン区ウォール街の「フェデラルホール」は市の歴史発祥の地。1700年に市庁舎として建造。1789年、この議事堂で初めて合衆国議会が開催され、権利章典が採択された。ジョージ・ワシントンが初代大統領に選出されたのも同議会だ。
同区トライベッカのオフィスビル「マーブルパレス」は1845年の建造。その名の通り大理石で作られた壮麗な建物はニューヨーク市の百貨店の先駆けに。所有者はアイルランド系米国人の大富豪、アレクサンダー・ターニー・スチュワート。同区レキシントン街にあるボザール様式の「第69連隊兵器倉庫」は1904年に市内初の武器庫として建造。1913年に近代芸術展「アーモリーショー」を開催、現在は多目的ホールになっている。
ブロンクス区のニューヨーク市立大学リーマン校「オールド・ジム・ビル」は1946年、国際連合の第1回安全保障理事会の会場として臨時的に使用。当初、コネティカット州グリニッチで開催予定だったが3週間前に急遽変更となった。国連発祥の地はブロンクス区ということになる。
世界大恐況(1929年〜)の発端の1つとなった「バンク・オブ・アメリカ」のビルはブロンクス区に。現在はコインランドリーとして使用されている。
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