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25日は18世紀のスコットランド詩人、ロバート・バーンズの生誕を祝う「バーンズナイト」。同国では茹でてミンチにした羊の肺、心臓、肝臓を羊の胃袋に入れた詰め物料理「ハギス」を食べるのが習わしだ。しかし、米農務省は1971年、衛生上の理由から動物の肺の輸入を禁止。しかし、独特の味と食感が忘れられない一部のスコットランド系米国人は、あの手この手で伝統的なハギスの入手を試みている。ニューヨークタイムズが24日、報じた。
大部分の人は「内緒で」カナダから持ち込む。トロントの食肉業者、ポール・ブラッドショーさんは、「『子羊のソーセージ』と称して何百人もの米国人に売った」と告白。スコットランドの著名シェフ、ニック・ネアンさんも過去に2回「密輸」を敢行。3回目は空港で警察犬に嗅ぎつけられ没収となった。一部の愛好家は、自分で羊をさばき、肺を取り出して自家製を作っているという。
スコットランドの伝統保護団体、聖アンドリュー協会のニューヨーク支部長、アンガス・カーさんは「どれだけのコカインが毎日、密輸されているというのか」と、「ハギスの密輸」に手を染める人たちを擁護する。
さて、人々がそこまで執着する羊の肺とはどんな味なのだろう? スコットランド出身のシェフ、ベン・リーデさんいわく「羊が吐く息に似ている」

Kim Traynor(https://commons.wikimedia.org/wiki/User:Kim_Traynor)
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