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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は26日、今月21日に辞任したニューヨーク市交通局のアンディ・バイフォード前局長の後任として、サラ・フェインバーグ氏を、暫定局長に任命した。3月9日に就任する。amニューヨークは26日、同氏の華麗な経歴を報じた。
女性として史上2番目の連邦鉄道局長(FRA)を務めたフェインバーグ氏は、オバマ政権下で米運輸省の主任補佐官をはじめ数々の要職を歴任。ロンドンの地下鉄運営に長年携わった後、オーストラリアのシドニーを拠点とした交通網でCOO、カナダのトロント交通委員会でCEOを歴任した前局長に引けを取らない経歴を持つ。
FRA局長時代、フェインバーグ氏は、列車制御システム「ポジティブ・トレイン・コントロール」を導入するなど安全向上に貢献。数億ドルに上る投資の監視などで高い評価を得た。2009年から10年までエマニュエル元大統領補佐官の上級顧問。19年2月からMTA委員会の委員に就任。
MTAのフォイエ局長は同日行われた記者会見で、同氏を抜擢したのはクオモ知事でなく自身であることを強調。正式な局長候補を引き続き探していると明らかにした。フェインバーグ氏も育児のため、局長職は一時的に引き受けたものと主張している。
交通支援団体ライダーズアライアンスの政策担当部長、ダニー・パールスタインさんは、フェインバーグ氏を「北米最大の輸送システムを率いる人間として適任」と太鼓判を押した。

フェインバーグ氏(Photo: Metropolitan Transportation Authority / Patrick Cashin)
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