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新型コロナウイルスに関する病院の治療費は連邦政府の支援措置で負担されるため、患者の支払いが免除されている。ただし、中には患者に直接請求する医師もいるため、患者は高額な負担を強いられるのではとおびえている。ニューヨークタイムズが14日、報じた。
ジャネット・メンデスさん(33)は、同ウイルスに感染しマンハッタン区のマウントサイナイ・モーニングサイド病院に入院。4月に退院した直後、3万1165ドル(約334万円)の請求書を受け取った。さらに次に来た請求は40万1885ドル57セント(約4312万円)だった。失業中でもあり、「到底払えない」。メンデスさんは最近、保険会社を変更しており、病院が無保険と誤解したようだ。病院の広報担当者は、本来保険会社に送るはずの請求をメンデスさんに送ってしまったと説明している。
市内の病院は先月、コロナ治療費用の補填として、連邦政府から総額30億ドル(約3219億円)以上を受けた。個人負担を軽減する目的で、病院は患者に追加で差額を請求するなどの行為は禁止されている。ただ、医師が個人的に、患者に請求することはできる。ジョージタウン大学の研究者によると、健康保険によっては、患者負担額が数千ドルを超えることもあるという。
メンデスさんの場合も、医者が1日300〜1800ドル(約3万〜19万円)を請求。日によっては4人の医師が別々に請求していたが、メンデスさんは入院時、昏睡状態だったため、実際に何人の医師から治療を受けたか分からない。保険会社によるとメンデスさんは1万ドル(約107万円)程度の負担になる予定だという。

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