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ニューヨーク市警察(NYPD)の警官労働組合18団体は6日、警官にチョークホールドの行使を禁止する条例の無効を求めて、市を提訴した。デイリーニュースが同日、報じた。
NYPDは1993年以来、逮捕の過程での警官によるチョークホールドの行使を禁止しているが、今年の6月半ばに警察改革条例案の1つとして可決され、7月15日にビル・デブラシオ市長が署名したエリック・ガーナ—反チョークホールド条例では、逮捕の過程での、容疑者の気管や首の両側にある頸動脈の圧迫、横隔膜を圧迫するかたちで胸や背中の上に座るまたはひざまずづく、立つなどの行為も禁止される。このような行為はクラスA犯罪とみなされ、違反した警官は、罰金および最長1年の実刑に直面する。
しかし、同訴訟で原告は、起訴状の中で「同条例で、警官が逮捕するにあたり禁止された行為について詳細の記述が不十分。そのため、警官は、容疑者を逮捕する過程で行われる行為が条例に違反しているかどうかを区別することができなくなった」と訴えた。
デブラシオ市長は同日、同条例は、州法に基づく警官の権利を侵害していないと主張した。同条例の名称は、スタテン島で2014年、白人警官、ダニエル・パンタレオ元巡査にチョークホールドをかけられ死亡した、黒人男性、エリック・ガーナ—さんの名前にちなんで名づけられたもの。

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