50年前のパンナム機内で芽生えた CIA捜査官と客室乗務員の恋物語

 

 

50年前のパンナム機内で芽生えた

CIA捜査官と客室乗務員の恋物語

 

 約半世紀前に、パン・アメリカン航空(パンナム)の機内で芽生えた、客室乗務員とCIA捜査官の映画のような恋物語を、CNNが3日、報じた。医者を目指していた当時23歳のジョセリン・ノワスキーさんは、友達の誘いで半分冗談のような気持ちでパンナムの試験を受け合格。入社した。すると入社2年目の1970年9月半ば、パリ発ニューヨーク行きの便で、彼女の人生が変わった。同月6日に航空機ハイジャック事件が起きたことで、同便には捜査官が2人搭乗することになっていた。しかし、捜査官は出発時刻になっても一向に現れない。ようやく姿を見せた当時29歳のCIAの捜査官、タイラー・ハーディングさんは、スーツとタイをお洒落に着こなす美男子だった。

 ジョセリンさんは、その魅力に一瞬で魅了されたが、彼が自分に興味を持つとは思えなかった。勤務中、親しく話かけてくるタイラーさん。彼を見ている時、ジョセリンさんの頭の中に彼との結婚生活が浮かび、我に返って首を振った。休憩中、タイラーさんにデートに誘われたが、客とは付き合わないと断ってしまう。しかし、誤って、彼の膝の上に紅茶をこぼしてしまったジョセリンさんは、おわびに同僚のホームパーティーに招待する。その日の夜、タイラーさんはジョセリンさんにプロポーズした。答えは、「イエス」。2人は1971年3月に結婚し、74歳と80歳になった今も、幸せに暮らしている。

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