落書きにゴミ、徘徊ホームレス ソーホー地区、70、80年代彷彿の荒廃

 

 

落書きにゴミ、徘徊ホームレス 

ソーホー地区、70、80年代彷彿の荒廃

 

写真はイメージ

 

 壁一面の落書き、うず高く積まれたゴミの山、徘徊するホームレス。1970年代から80年代を彷彿させるようだ。ニューヨーク・ポストは3日、ソーホー地区の荒廃状態を伝えた。

 「正気の沙汰とは思えない。誰も驚かないところが恐ろしい」と嘆くのはトライベッカ在住のカトリーナ・クルーシュカさん。ブラック・ウォールストリート・ギャラリーでは、先週3夜続けて白いペンキでいたずら書きをされた。オクラホマ州タルサで100年前に起きた黒人虐殺事件に関する展示を行っている最中で、警察がヘイトクライムとして調査している。

 ホームレスの暴行事件も相次いでいる。西4丁目のアダルトショップ「ファンダジー・パーティズ」では、ホームレスがレンガを投げて窓ガラスを割った。「近所を徘徊し、ぶつぶつと独り言をいっている常連だ」と従業員は強調。ホットドッグ店「パパイヤ・ドッグ」のマネージャー、メドラット・ガリさんは、店内でホームレスがナイフを振り上げて従業員を脅したと語る。「下手に手を出すと、こちらがしょっぴかれる。頭にくる」。両事件では警察が容疑者2人を逮捕した。

 デブラシオ市長はこの夏、クリーンアップ部隊がフル活動すると約束。「7、8両月で効果を発揮し、市の再開に貢献する」と楽観視する。


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