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民主党予備選勝者が次期市長
気になる治安・経済復興・経験

ニューヨーク市長選の予備選挙に民主党から出馬したのは史上最多の13人。共和党では2人が争っている。任期満了のデブラシオ市長を誰が継ぐかは11月の本選挙で決まる。しかし、市内では民主党支持者と共和党支持者の割合が6対1。民主党の予備選勝者が次期市長になるのは確実視されている。21日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
最近の世論調査で、有権者の関心が最も高いのは「治安」。元警官でブルックリン区のエリック・アダム区長は、この治安をキャンペーンの中心に据える。そして、昨年のブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)運動のあおりで棚上げになっている犯罪対策部隊の復活を公約に掲げている。一方、デブラシオ市長の元顧問、マヤ・ワイリー氏など進歩派候補は警察予算の削減を提案。社会福祉や精神衛生関連部署に振り分けるとしている。
起業家のアンドリュー・ヤン氏は、観光客を増やし、小規模企業を支援して、市の経済復興を図る。キャサリン・ガルシア元清掃局長は、市政での経験を強調。スコット・ストリンガー市会計監査官も市の裏表を熟知しており、「初日から準備万端」がスローガン。シティバンク元幹部のレイモンド・マクガイア氏は大企業で培った危機管理と予算管理を市政に活かすと訴える。

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