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強みは「温厚」と「仕事熱心」
ホークル次期知事の経歴を紹介

ニューヨーク・タイムズは10日、クオモニューヨーク州知事の辞任表明を受け、近く初の女性知事に昇格するキャシー・ホークル副知事の経歴を紹介した。温厚さと仕事熱心さが強みなどとしている。
ホークル氏は62歳。バッファロー郊外のハンブルグにあるアイルランド系カトリックの家庭で、6人きょうだいの1人として育った。父親が大学の学位を取得する間、両親はトレーラーで結婚生活を始めたという。父親は情報技術会社を経営する一方、母親は家庭内暴力の被害者のためのシェルターを共同で設立した。
近くのシラキュース大学を卒業後、カトリック大学で法律の学位を取得。個人事務所を開設し、下院議員や上院議員の補佐官など政治関連の仕事に関わるようになった。州西部に戻った後、ハンブルグの町会議員など政治キャリアをスタート。当時のスピッツァー知事が進めた非正規移民への運転免許付与に異議を唱え、全米で注目を集めた。
2014年の州知事選で、クオモ氏はホークル氏を副知事に指名。ホークル氏は州内62郡を訪れ、集会やビジネスプロモーションなどを開催してきた。献身的で親しみやすい姿勢は、州内で高く評価された。一方、クオモ氏との関係は最小限にとどめており、今年初めからクオモ氏の疑惑が次々と浮上してからは、一段と距離を置くようになった。
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