「ウクライナを救え」 市民がロシアに抗議行動 

 

 

「ウクライナを救え」

市民がロシアに抗議行動 

 

 

 ニューヨーク市民が24日、マンハッタンのタイムズスクエアでロシアのウクライナ侵攻に抗議行動を展開した。同日、ゴッサミストが報じた。

 東91丁目にあるロシア総領事館前には、市民が集結。「プーチンを今すぐ止めろ」「ウクライナを救え」とシュプレヒコールを繰り返した。多くは市内に15万人というウクライナ系住民だ。中心となったのはオデッサ市出身の医師、アーサー・ズグロブさん。「プーチンという忌まわしい病気を直しにやってきた。今止めなければ、世界中に広がるおそれがある。一致団結して退治しなれけばならない」と声を荒らげる。

 参加者の中に、リトル・ウクライナと呼ばれるビレッジの一角にあるレストラン、ベセルカのオーナー、ジェイソン・バーチャードさんがいた。祖父がロシアの圧政から逃れるため、1940年代にウクライナから移民してきたという。「私も従業員も恐怖と怒りを覚える。30年間独立国だったのに。プーチンは侵攻の理由をでっち上げ、大半のロシア人は踊らされている」と顔を曇らせる。

 ロシアに対する抗議行動は市議会でも。ウクライナ系のイナ・ベルニコフ議員(ブルックリン区選出)は「ウクライナ市民や祖国に家族や友人がいるニューヨーク市民と共に立ち上がる。いかなる支援も惜しまない」と議場で強い思い入れを語った。

 

ウクライナ系アメリカ人の非営利人権団体「ラゾム」のツイッター(@razomforukraine)より=24日


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