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NY市、警戒レベル「高」に引き上げ
医療体制、ひっ迫する可能性

ニューヨーク市の保健当局は17日、新型コロナウイルスの警戒レベルを4段階の「中(黄色)」から、上から2番目に当たる「高(オレンジ)」に引き上げた。感染者数が増えており、入院者数の増加で医療体制がひっ迫する可能性があるとしており、すべての公共屋内施設でマスクを着用するよう勧告した。ニューヨーク・タイムズなど各メディアが報じた。
ニューヨーク州の集計によれば、入院者数は増加傾向にあり、最近ではニューヨーク市全体で1日当たり約130人が新たに入院している。ニューヨーク市では、ここ数日にわたって、1日平均で3千500人以上の新規感染者を記録しているが、各家庭での感染確認数は含まれておらず、実際にはこれよりも多い恐れがあるとしている。
感染流行の第5波は、ニューヨーク市で3月中旬に始まった。昨年12~今年1月にオミクロン株が襲った時は、医療体制がひっ迫。米疾病対策センター(CDC)によると、当時ニューヨーク市民の3割ほどが感染したとみられており、患者が救急室に殺到して、病院に大きな負担がかかったという。
アダムズ市長は前日の16日、警戒レベルがオレンジに近づいていると警告した一方、マスク着用の義務付けには否定的な見解を示した。市が定める4段階のうち、最も高い警戒レベルは「非常に高い(赤)」となっている。
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