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ベビーカー押す母親が撃たれ死亡
州と市が「ゴーストガン」企業を提訴


マンハッタン区アッパーイーストサイドで29日午後8時23分、生後3カ月の幼児をベビーカーに乗せて歩いていた母親(20)が銃で撃たれて死亡した。幼児は無事だった。30日、amニューヨークが報じた。
NYPDのシーウェル本部長によると、レキシントン街と東95丁目の角で、男が母子に背後から近づき近距離で発砲したという。母親は搬送先の病院で死亡した。被害者の氏名や、撃たれた理由は明らかにしていない。その後、男は東95丁目を東方向に逃げ、NYPDが行方を追っている。男は黒いフード付きのトレーナーと黒いスウェットパンツをはいていたという。現場で記者会見を行ったアダムズ市長は「銃は過飽和の状態。刑事司法制度の網の目をくぐり抜け、銃犯罪が繰り返される」と指摘。「この悲惨な事件の犯人を必ず捕らえ、裁きを受けさせる」と思い入れを強く語った。
アダムズ氏は同日朝、ジェームズ州司法長官とともに記者会見に臨み、市と州が別々に「ゴーストガン」のネット通販会社を提訴すると発表した。ゴーストガンはインターネットを通じ部品を購入して組み立てる。製造番号がなく追跡困難なため市内で銃犯罪に度々使用されている。アダムズ氏はその後、ギリブランド上院議員とともに銃の違法な流通経路を断つための連邦法案を発表。銃取り締まり強化に精力的に動いている。
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