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NY州、学校でのコロナ規制緩和へ
ホークル氏「全員帰宅の時代は終了」

ニューヨーク州のホークル知事は22日、夏休み明けの新学年が始まるのにあわせて、州内の幼稚園から高校までを対象としていた新型コロナウイルス規制を緩和する意向を表明した。新規感染者数が減少している現状を踏まえた方針で、濃厚接触者の隔離などの措置を撤廃する。各メディアが伝えた。
ホークル氏は記者会見で「1人に症状が出たり、陽性になったりしても、クラスメイト全員を帰宅させる時代は終了した」と強調。隔離や検査を実施しない考えを示すとともに、教室で陽性者が出ても、症状が確認されない他の生徒はマスクを着用すれば登校することは問題ないとの認識を示した。
規制は、感染が拡大した2020年に始まり、保護者らの間でも、賛否両論を招いていた。ニューヨーク市のアダムズ市長は「ホークル知事の決定を尊重する」として、同調する意向を示している。
会見で、ホークル氏は「自殺やうつ病など、以前はなかった事態に多くの子どもたちが直面している」と述べ、コロナ禍で深刻な問題が起きていると指摘。子どもたちの学習意欲が低下したことを示すデータも明らかになっている。
今回の決定は、米疾病対策センター(CDC)が学校でのコロナを巡る指針を改定したことを受けた措置。ホークル氏は、ワクチン接種の促進については引き続き呼び掛ける方針だ。
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