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ホイップクリーム購入時、身分証明書を
吸引で陶酔感、21歳未満に販売禁止

食料品店等で販売されている一般的なホイップクリームの缶
ニューヨーク州で昨年、21歳未満へのスプレー缶入りホイップクリームの販売を禁止する法律が施行されたことを受け、ホイップクリームの購入客の年齢を確認するため、身分証明証の提示を求める小売店が増えている。FOXニュースが28日、報じた。
ホイップクリームの缶には、クリームが勢いよく飛び出るように亜酸化窒素(笑気ガス)を含むカートリッジが使用されている。亜酸化窒素を吸引すると、陶酔感を味わえるという。ホイップクリームは、食料品店やコンビニエンスストアで容易に入手できるため「ウィペット」と呼ばれ、ティーンエイジャーの間で長い間、人気のある娯楽用麻薬となっていた。
吸引時には、短時間の高揚のほか、血圧の低下、失神や心臓発作、突然死などを引き起こす危険性がある。長期的な影響としては、記憶障害や精神疾患を生じさせる可能性も指摘されている。ジョセフ・アダボ州上院議員(民主)は、亜酸化窒素が自らの選挙区に有害な影響を与えていることを踏まえ、ティーンエイジャーへのスプレー缶入りホイップクリームの販売を禁止する法案を提出し、昨年施行された。21歳未満にホイップクリームを販売した場合、初犯は250ドル、2回目以降は500ドルの罰金が科せられる。
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