劇場でのマスク着用、任意に METやカーネギー、NYフィルなど

 

 

劇場でのマスク着用、任意に

METやカーネギー、NYフィルなど

 

写真はイメージ

 

 メトロポリタンオペラ(MET)、カーネギーホール、ニューヨークフィル、ニューヨークシティバレエなど、ニューヨーク市を代表する舞台芸術団体は17日、劇場でのマスク着用を任意とすることを発表した。ニューヨーク・タイムズが報じた。

 市では、学校やジム、タクシーのほか、ほとんどの劇場でマスクの着用は不要となっているものの、オペラやバレエなど多くの芸術団体は、チケット購入者の大部分を占める高齢客を遠ざけることを懸念。マスク着用義務を続けてきた。ただ、観客の要望と最近のコロナ感染者数の減少が、今回の決断に至った。

 MET、カーネギーホール、ニューヨークフィル、リンカーンセンター映画館、ジュリアード音楽院は24日、シティバレエの本拠地であるデビッド・H・コーク・シアターは11月1日、それぞれマスク着用義務を撤廃する方針だ。リンカーンセンター内のミッツィ・E・ニューハウス劇場とクレア・トウ劇場の二つは、義務化を継続する。

 メットが先月行ったアンケートでは「マスク着用が任意なら、観劇するのは不安だ」と答えたチケット購入者は約4分の1に過ぎず、今夏の約7割から大きく減少していた。ブロードウェイのほとんどの劇場では、5月1日にワクチン接種義務を、7月1日にはマスク着用義務をそれぞれ撤廃している。

 


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