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朝食用の食材、昨年比で24%上昇
NY市民、悲鳴に近い声上がる

朝食に使われることが多い卵やバター、牛乳、コーヒー、ベーコンなどの価格が昨年と比べると、24%高騰していることが13日発表された消費者物価指数(CPI)で明らかになった。インフレに悩むニューヨーカーからは、悲鳴にも近い声が上がっている。ニューヨークポストが伝えた。
11月のCPIによれば、前年同月比で7.1%、先月比では0.1%それぞれ上昇。家計への負担は重くのしかかる状況が続いており、低所得者層を中心に直撃している。エコノミストの一人は、コロナ禍で長引くサプライチェーンの問題や生産地の悪天候、小麦の世界的生産地であるウクライナへのロシア侵攻など複数の要因が絡まっていると指摘する。
「どうしたらいいのかわからない。何を買えばいいのか分からない」。ブルックリンで買い物をしていたヴァレリー・バークレーさん(71)は頭を抱えていた。この店では、1ダースの卵が4.49~8.29ドルで売られていた。CPIでは、卵は全米で昨年より49%上昇。バターも34%値上がりしている。
ハーレムで朝食用食材を探していたマリーさん(60)は「家では暖房をつけない。服を着込み、暗闇の中で座り、不要な製品はコンセントに差し込まない」として、光熱費を削減しているという。元弁護士のイヴォンヌ・デイリーさん(60)は「サーモンが大好きだが、高くて買えない」と嘆く。
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