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NY州、精神科ベッド1000床増加へ
ホームレス向けの住宅供給も表明

ニューヨーク州のホークル知事は10日の一般教書演説で、精神科病棟のベッドを1000床増設することを明らかにした。合わせて、増加傾向にあるホームレスの対策として、住宅を供給する方針を示した。ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。
ホークル氏は「ニューヨーク州民が、地域を安全でないと感じ、家を買ったり家賃を払ったりする余裕がないことになるのであれば、夢は手の届かないものになる」と述べ、いずれの政策についても推進していくとの意向を強調した。
精神科病床の増加に関しては、新たに10億ドルの資金を投入する。2021年の市の報告書によれば、ニューヨーク市では、深刻な精神疾患を抱える成人のうち、必要なカウンセリングや投薬治療を受けることができたと回答したのは、58パーセントにとどまった。ホークル氏の演説中、民主、共和両党の議員が拍手で歓迎した。
一方の住宅供給を巡っては、3500戸の住宅建設を予定している。ニューヨーク市のほか、ハドソンバレー、ロングアイランドでは、住民の半数以上が収入の3割以上を家賃支払いに充てており、生活面での深刻な問題と捉えられている。ニューヨーク市では、コロナ禍も相まって、ホームレスの数が増加しているのが明らかになっている。
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