新築住宅でガスコンロ禁止へ NY州、小児喘息の原因とも

 

 

新築住宅でガスコンロ禁止へ

NY州、小児喘息の原因とも

 

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 ニューヨーク州議会で、新築ビル内のガスコンロ使用を禁止する州法案が成立する可能性が高くなっている。早ければ、2025年から設置が禁止される見通し。

 この州法案は次年度予算案に付帯されており、上下両院の多数を占める民主党議員とホークル知事が支持を表明。31日にも成立する見込みだ。カリフォルニア州とワシントン州でも禁止の動きが進んでいる。州法での禁止はニューヨーク州が全米初となる。保守派は他州にも広がると懸念。全米共和党議会委員会は「政府による市民生活への過剰介入」と牽制しており、議論が全米に広がりつつある。

 ガスコンロ使用禁止の理由は地球温暖化防止と健康への懸念。最近、「小児喘息の原因の約13%がガスコンロ」との調査結果が発表された。受動喫煙とほぼ同じ。ニューヨーク州では19%近くに上り、「禁止は小児喘息防止に役立つ」と結論づけている。ただし、天然ガスは「住宅内の空気質に大きな影響を及ぼさない」という分析もある。「換気を実施し、使用する油や温度・調理時間などに配慮すべきだ」としている。米国消費者製品安全委員会(CPSC)のアレックス・ホーン=サリック委員長は「室内の空気汚染源を減少させる対策を考案中。しかしガスコンロ禁止を検討している訳ではない」とツイートしている。(24日、パッチ)

 

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