6月3日 編集後記 “5月は、Mental Health Awareness/運動会 Month。さて6月は???”

 

 

6月3日 編集後記

“5月は、Mental Health Awareness/運動会 Month。さて6月は???”

 

編集部が気になった1週間の出来事

NY市の無料夏季プログラム、定員大幅超過 4万5千人の子どもがあふれる
NYの有料サマーキャンプは信じられないほど高額。今回無料プログラムに落選し、夏休みの計画が乱れたという日本人ご家族の声も聞くので他人事ではない。(編集部 I)

NY地検、アジア系ヘイトの女性を起訴 アジア系6人に連続暴行
被害にあったことはないが、海外で暮らすにあたって気をつけておかなければいけないことだと再度認識。(編集部 W)

二酸化窒素「高濃度で、広がり速い」 ガスコンロから排出ー手狭なNYのアパート
小児喘息の原因の約13%がガスコンロという調査結果も。(編集部 A)

 

編集後記   “5月は、Mental Health Awareness/運動会 Month。さて6月は???”

皆さん、一週間お疲れさまでした。とりあえず、アメリカが債務上限問題によるデフォルトを避けれたことは安心しましたね。次の大統領が就任する2025年1月までというのが、アメリカらしいですが(両党ともに、自分たちが勝つ前提?)。

先月は、“メンタルヘルス月間”ということで、“学校内での大麻吸引増加”などのメンタルに関する記事をとり上げましたが、同月を日本人学校の運動会の記事(NY日本人学校NJ日本人学校NJ補習校)で終われたのはよかったです。やはり、“健全な精神は、健全な肉体に宿る”ということで、青空のもと、みんなで体を動かすのは気持ちいいですね。(校長先生曰く、「いつまでも 若いと思うな 運動会」。さすが校長先生、実感させていただきました。。。)また、なかなか他の学校の運動会の様子をみることはなかったので、それぞれの雰囲気を感じられたのもよかったです。

さて、6月は“Pride Month”ということで、Rockefeller CenterにもRainbow flagが掲げられています。一方で、LGBTQに関する社会の軋轢も最近いろいろと起こっているように思います。2週間ほど前には、LGBTQ関連商品を陳列していることに不満を持ったカスタマーの悪行により、従業員が危険にさらされているということで、大手小売店であるTargetが同関連商品の販売を取りやめるという事件が起こりました (Targetでは、過去10年間にわたって、Pride Monthにあわせた商品陳列をしていたにも関わらず。またTargetは、LGBTQよりさらにひろく、LGBTQIA+)。4月には、アメリカ最大のビール会社であるBudweiserに対して、同社のトランスジェンダー・インフルエンサーとのコラボに、不満をもった保守派白人男性を中心とした不買運動が起こっています。1月には、チョコレートのM&Mのチョコレートの色、キャラクターをめぐる軋轢も起こりました。2021年には、Sesame Streetも論争を起こしたように、この社会的軋轢は今に始まった話ではないのですが、来年の大統領選挙を控えて(最近同関連ニュースも増えてきていますし)、最近はなんでも分断化した政治情勢に紐づけられるので、その点がマイノリティーの我々にとっても心配なところです。

最後に、昨日“NYでコロナ再流行の兆候示すデータ”という記事を載せました。アメリカ全体でみると、死者数を含めて、トレンドとしては確実に下がっている(5月27日州時点:208人)のですが、せっかく取り戻した“日常”を守るためにも、注意は必要かと思います。やはり、“健全な精神は、健全な肉体に宿る”ですよね。では、気持ちよく体を動かしながら、よい週末をお過ごしください。

編集部より


今週の1枚

債務上限問題(一時的?)解決を経て、市場は元気。


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