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卵、牛乳、ガソリンが値下がり
インフレ鈍化の傾向鮮明に


米国内のインフレ鈍化に伴い、卵や牛乳、ガソリンなどが1年前に比べて値下がりしている。
例えば、今年1月に4.82ドルだった卵の値段は6月には2.22ドル。前月比でも7%以上も下落した。猛威を振るった鳥インフルエンザが収束し、在庫が積み上がったためだ。コロナ禍で分断されたサプライチェーンが回復したのもプラスに働いている。
同様の理由で鶏肉の値段も下がっている。米農務省関係者は卵と鶏肉の値段の下落傾向は今後も続くと予想しており、消費者にとっては朗報だ。牛乳も3カ月連続して値下がり。前年同月比で1.9%下がった。ガソリンの値下がりも大きい。全米自動車協会(AAA)によると、ニューヨーク市内の平均価格は現在、1ガロン当たり3.67ドル。1年前は4.77ドルだった。
もっとも値上がりしたものもある。NBCニュースの集計ではシリアルやベーカリー製品は前年同月比7.9%の上昇。フルーツや野菜は同6.6%値上がりした。非アルコール飲料も同6%上がっている。しかし、最も頭の痛い問題は住宅関連コスト。前年同月比で7.8%上がっており、前月比でも0.4%上昇としぶとい。6月のCPI上昇の70%以上はこれが原因だったとされている。
米労働省労働統計局が12日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.0%の上昇にとどまった。12カ月連続してCPI上昇率が低下しており、インフレ鈍化の傾向が鮮明になっている。(13日、パッチ)
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