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NYを襲うハリケーン、最大で11個
「平年以上」に引き上げ、注意が必要

間もなく、ニューヨークに本格的なハリケーンの季節が訪れる。米海洋大気庁(NOAA)は、ニューヨークを襲う可能性があるハリケーンの数について、最大で11個に上るとの見通しを明らかにしている。2012年の「サンディ」、記憶に新しい21年の「アイダ」は東海岸に高潮や洪水に伴う地下浸水で甚大な被害をもたらした。今シーズンも注意が必要だ。
NOAAはこのほど、ハリケーン・シーズンの予報に関し、大西洋の海面水温が記録的に高いことを踏まえ「ほぼ平年並み」から「平年以上」に引き上げた。11月末までのハリケーンの季節で、ほぼ平年並みなら5〜9個発生する一方、平年以上となると、6〜11個発生する可能性があるとしている。
6~11個のうち、2〜5個は、風速111マイル以上の大型ハリケーンに発達する可能性があると予測。これらのハリケーンがニューヨークやその周辺に上陸する可能性の有無については、接近の1週間前後にならないと予測できないという。
21年のアイダは、セントラルパークで1時間に3.15インチに上る記録的な降雨量をもたらした。イーストエルムハーストなどでは、地下・半地下アパートに鉄砲水が流れ込み、ブロンクス区南西部の道路などでは車が水没。死者は13人に上った。(15日、パッチ)
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