新学期初日のNY、移民の子殺到で混乱 追い返す一幕、DOEの不手際を指摘

 

新学期初日のNY、移民の子殺到で混乱

追い返す一幕、DOEの不手際を指摘

 

写真はイメージ

 

7日から新学期が始まったニューヨーク市公立校の一部で、メキシコなどから米南部に不法越境した移民の児童・生徒が殺到し、追い返さざるを得ない一幕があった。ニューヨーク市に大量に流入した移民の子たちは、約2万1千人に上るとみられており、市教育局(DOE)の不手際を指摘する声も出ている。

「これは、収容人数の問題だ。当局は、2日前に解決すべきだった」。7日朝、ロング・アイランド・シティにあるニューカマーズ・ハイスクールに入ろうとする生徒が長蛇の列をつくった。ある教師は、既に定員に達した校舎を見ながら、不満をぶちまけた。

DOEは新学期前日の6日、流入移民にどう対処すべきかという2ページの指導マニュアルを学校側に渡した。この中で、DOEは移民状況を追跡していないため、どの学校が何人の移民学生を受け入れるかということを学校側に伝えることはできないと指摘。学校側に対し「いかなる児童・生徒を追い出すべきではない」と強調している。

生徒の列が角を曲がりくねり、スマホの翻訳アプリを使って周囲とコミュニケーションをとる様子が見られ、混沌とした中でも、にこやかに談笑する生徒や保護者の姿が多くで見られた。一方で、混乱を招いたDOEを批判する保護者もいたという。(7日、ニューヨークポスト

 


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