7·8年生が修学旅行で現地理解を深める
ニューヨーク日本人学校


ニューヨーク日本人学校(コネチカット州グリニッジ、岡田雅彦校長)の7年生と8年生22名は、修学旅行として8月29日(火)から9月1日(金)まで3泊4日の日程で、ワシントンD.C.とフィラデルフィアを訪れた。今年の修学旅行の目的は、集団生活の中で自己の行動に責任を持ち、仲間と協力する過程において自分で判断する態度を育てること。また、アメリカの政治の中心を訪れ、アメリカの歴史・文化に身近に触れる体験を通して、アメリカ社会を理解し、国際的な視野を広げることであった。
1日目は、ウドバーハジーセンター(国立航空宇宙博物館別館)を訪れ、世界各国の航空機を間近で見学した。ここでは、宇宙を39回も行き来したスペースシャトル『ディスカバリー号』や、広島に原爆を投下した『エノラ・ゲイ号』、太平洋戦争期の戦闘機や特攻機など、多くの展示品を見学した。
2日目のホワイトハウスは、ワシントンD.C.で最も象徴的で歴史的なランドマークの一つであるため、内部の見学は生徒たちにとっても何にも変え難い経験となった。午後は国立公文書館に赴き、本物の独立宣言書を見ることができた。その後、7年生はアメリカ自然史博物館、8年生はグループ別学習で事前に見学ルートを計画し、ワシントンD.C.内の博物館を自主行動で見学を行った。
3日目は、午前中にアーリントン国立墓地にて衛兵交代式を見学し、代表生徒3名が献花式を行った。午後は国立航空宇宙博物館の本館を訪れ、その後7年生は国会議事堂、8年生は再びグループ別学習で自主行動を行った。この日の夜はナショナルモール内のイルミネーションツアーを行い、マーティン・ルーサー・キングJr.記念碑やリンカーン記念堂を見学した。
4日目は、フィラデルフィアでアメリカでも2カ所しか存在しない造幣局を訪問し、貨幣の製造過程や25セントの州独自のデザインを見学することができた。その後、1893年から続く有名なReading Terminal Marketにて昼食をとり、フィラデルフィアならではのグルメも楽しんだ。
修学旅行実行委員を中心に、生徒一人一人が自主自律の行動を心掛け、充実した4日間を過ごすことができた。10月14日(土)に行われるスクールフェスティバルでは、修学旅行で学んだことを活かし、7・8年生でジョージ・ワシントンを題材にした劇を発表する予定である。
■お問い合わせ
ニューヨーク日本人学校
Tel. 203-629-9039 / Mail. gwjs@gwjs.org
記事、写真提供:ニューヨーク日本人学校
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