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新たなHIV教育カリキュラムを開始
NY市の公立学校、全学年を対象

ニューヨーク市内公立学校の全学年で、最新のHIV教育カリキュラムが26日から始まった。市教育局(DOE)によると、2012年以来の改訂となる今回は、過去10年間のHIV予防・治療ガイドラインの進歩を反映しており、カリキュラムの中心は児童・生徒に向けられた内容となっている。
児童・生徒用として71レッスン、教員用には6つのレッスンを提供。児童・生徒向けの内容は、学年ごとに異なっている。例えば、幼稚園のレッスンには音読ビデオがあり、6年生は同意とHIV感染の危険な状況を学ぶ。12年生のレッスンでは、固定観念や差別、擁護者になることについて学習する。
DOEのデビッド・バンクス局長は、今回の取り組みについて、児童・生徒の健康と福祉、包括性と尊重、質の高い性教育を提供するのが目的との意向を示す。保険衛生局の幹部は「医学的に正確で、年齢にふさわしいカリキュラムであり、LGBTQを肯定する内容だ」と評価している。
ニューヨーク市でのHIV感染は、ここ20年間ほどは年々減少しているという。とは言え、2021年には13~29歳で594人の感染が確認された。DOEは、今回のカリキュラムを通じて、多くの児童・生徒がHIVについて正しい理解を得ることを期待している。(27日、amニューヨーク)
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