日米の懸け橋となる学校間交流
ニュージャージー日本人学校

ニュージャージー日本人学校では、「アメリカ社会を理解する」(学校教育目標4)ための取組のひとつとして、毎年学校間交流を実施している。
中等部は、11月16日にRutgers Preparatory Schoolを訪問した。NJ州の私立学校では最も古いこの学校は、幼稚部から高等部までの子供たちが在籍している。カリキュラム内容もCore Academic Coursesとして、理数・歴史・言語系等の科目に加え、リーダーシップや自己認識力を育むためのプログラムなど多岐にわたる。当日は、現地7、8年生とペアになり、2,3時間目の授業に参加した。NJ校にはないラテン語やロボットを使った授業、本格的な救命講習等にも参加することができた。大きなカフェで昼食を共にしたり、昼休みにフットボールで遊んだりすることで相互理解は一層深まった。
一方初等部は、11月22日、Oaklandにある創立60年を超えるManito Elementary Schoolを訪問し、交流活動を行った。Ice breakingとしてゲームや一緒に歌を歌うなどした後、3つのグループに分かれて交流した。最初は環境の違いや児童数の多さに緊張していたものの、活動を通じて少しずつコミュニケーションがとれるようになっていった。特に、ボールの受け渡しをするInteractive Game「Pipeline」では、言葉を超えた協働作業だったため、ゴールした際には互いに健闘を讃え、心と心が通じ合う瞬間でもあった。
これらの学校間交流は、同年代のアメリカ社会の実情を知る貴重な機会である。今後この交流活動が日米両国の懸け橋となり、グローバルに活躍する人材の資質向上につながることを期待している。
(記事、写真提供:ニュージャージー日本人学校)

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