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ブロンクスでアパートビル一部崩壊
「奇跡」 の脱出で軽傷者2人だけ

ブロンクス区モリスハイツの7階建てアパートビルの一部が11日午後、崩壊した。路上に積み上がったがれきは3.6メートルに達した。ニューヨーク市消防局(FDNY)によると、崩壊直前の脱出で2人が軽傷を負った。12日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
崩壊したのはビルの角の部分。壁が崩れ落ち、アパートの室内がむき出しの状態となった。FDNYのローラ・カバナー局長は「がれきの下を何時間も捜索したが誰もいない。これは奇跡的」とSNSに投稿した。崩壊の原因は不明。今後も捜索を続けるという。
1階に住むノーマ・アリアスさん(69)はドカンという音に驚いて廊下に出ると、他の住民が「外に逃げて。ビルが崩れてくる」と叫んでいた。パスポートと身分証明書をつかんで避難。「もう少しで押しつぶされるところだった」と振り返る。
このビルの安全性は長年問題視されていた。2020年の検査でも、壁にひびがあるなど「危険」と指摘された。その後補修工事が行われたかは不明。オーナーの会社からコメントは取れていない。
3階に住むマリデルサ・ファーナーさん(50)はビルの老朽化が進み「そのうち、粉々になる」とうわさしていたという。「まさか、本当になるとは」とため息混じりに話す。近くに住むヘンリー・グルーロンさん(50)は「『次は私のビルではないか』とこの辺の住民はみな不安を感じている」と首をすくめた。

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