701日ぶりに本格的な積雪 「雪をもたらす気象パターン活発化」と警告

 

701日ぶりに本格的な積雪


「雪をもたらす気象パターン活発化」と警告

 

701日ぶりの大雪で気象警報も発令されている / ニューヨーク市長室の公式X(@NYCMayorsOffice)より=1月16日

 

ニューヨーク市は16日午前7時現在、セントラルパークで1.4インチの積雪があった。前日夜に0.4インチ、その後1インチ積もっている。米国立気象局(NWS)によると、市内で1日に1インチ以上積雪が観測されたのは701日ぶり。史上最長の雪なし記録に終止符が打たれた。ニューヨーク・タイムズが伝えた。

前回本格的な積雪があったのは2022年2月13日で、1.6インチだった。セントラルパークではひと冬に平均24インチの雪が降るが、昨冬は2.3インチ。これは1869年に統計を取り始めて以来の少雪だった。ニューヨーク市がほとんどの冬嵐の暖気側にあったためだ。NWSの気象学者、ジェームズ・トマシーニ氏は「昨冬は異常。この冬は雪をもたらす気象パターンが活発化している」と指摘。「昨年のようにはいかないのと覚悟が必要」と続ける。 

今回の雪は、南から北上した低気圧がもたらしたもの。16日の午後から夕方にかけて市の北部、東部へ抜けるが、それまでにさらに少なくとも1インチの雪をもたらす見込みだ。最終的に3インチの積雪になるところもある。路面凍結など、夕方のラッシュアワーへの悪影響が心配される。さらに、今週末の天気予報にも雪マークが出ている。しばらく気が抜けない。 

 

 

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