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中絶する権利の行使を保護
アダムズ氏、章典を発表

ニューヨーク市のアダムズ市長は12日、「セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する)権利章典」を発表した。ジェンダーを肯定するヘルスケアや中絶サービスへのアクセスを含む健康を定め、全ての市民が差別や嫌がらせから保護されることを保証する内容だ。市保健精神衛生局(DOHMH)の傘下にある医療提供者や擁護団体、提携団体に配布され、市民と共有されることになる。
米最高裁は2022年6月、女性の中絶権を認めた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆す判断を示した。これによって、全米の各州は、独自の州法を定めることで中絶を禁止できるようになり、今も混乱が続いている。
それを踏まえ、アダムズ氏は「最高裁が女性から自らの体を管理する権利を剥奪して以来、各都市・州は精力的に取り組んできた」と指摘。同時に「ニューヨークでは、中絶する権利が剥奪されるのを決して許さない。この章典によって女性の選択と自由を守る」と述べた。章典では、中絶医療は医療であり、医療は人権であるということを打ち出した。その上で、女性が中絶する権利を行使することを保護することに加え、中絶サービスのオンライン化を推進し、誰もが安全で質の高い医療を受ける権利があることも定めた。
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