50グラム超の添加糖含有メニューに警告表示 全米初、「砂糖の取りすぎに注意」 

 

50グラム超の添加糖含有メニューに

警告表示
全米初、「砂糖の取りすぎに注意」 


スターバックスやダンキンドーナツなどのフローズンコーヒー飲料、ファウンテンソーダ、ホットチョコレートなど、砂糖を50グラム以上添加した食品や飲料に警告の表示が必要になる (Photo by Unsplush)

 

ニューヨーク市保健局(DOH)は、50グラムを超える添加糖含有メニューアイテムに警告表示をファーストフード店などに義務付ける。全米初の試みだ。 

全米に15店舗以上を有するファーストフード店などが対象。清涼飲料水やココアに「スプーン山盛りの砂糖」のマークと「砂糖の取りすぎは2型糖尿病や体重増加の原因になる恐れがある」との警告文が表示される予定だ。「2型糖尿病は市内の早死の最大の原因になっている」とDOHは指摘している。 

米農務省(USDA)は1日の加糖を50グラム未満、または標準摂取2000カロリーの10未満に抑えるよう推奨している。マクドナルドのコカ・コーラ(Mサイズ)には56グラムの砂糖が加えられている。スターバックスのホワイトペパーミント・フラプチーノは73グラム、ダンキン・ドーナツのバニラビーン・クーラテ(Lサイズ)は150グラムにもなる。 

市議会は昨年、添加糖含有量の表示を義務付ける市法案を可決。ビーガン(完全菜食主義者)を自認するアダムズ市長も署名した。DOHは包装食品は619日から、それ以外は121日から警告表示を義務付けたい考えだ。 

市は健康増進策を推進してきた。ブルームバーグ元市長は清涼飲料水などのLサイズ販売禁止を画策。デブラシオ前市長は、全米で初めて、少なくとも2300ミリグラムの塩またはナトリウムを含むメニューアイテムに警告を表示するよう義務付けた。(24日、ニューヨークポスト 

 

マクドナルドのコカ・コーラのミディアムドリンクには56グラムの砂糖が含まれている(Photo by Unsplush)

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