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ニューヨーク市教育局が先月発表した市の公立学校の入学者数データによると、昨学年度、市のプレKから12年生までのプログラムに入学した生徒数は前年の約90万6000人を上回る91万2000人強で、過去8年間で初めて前年を上回った。
ただ、大量な移民生徒の受け入れや長期にわたる黒人生徒の減少など、人口動態の変化に伴い市の生徒の構成も変化している。以下は最新のデータに基づく顕著な変化5項目だ。
①英語を母国語としない国からの移民の増加により、英語学習が必要な生徒の数が2022~23学年度の約13万5000人から昨学年度は14万8000人以上に増加。英語学習者の占める割合は、19~20学年度の13.3%から16.3%に上昇
②市の学校における黒人生徒とアジア系米国人生徒の割合は、黒人生徒が19.5%、アジア系米国人生徒が18.7%と、わずかな差に迫っている。11〜12学年度では黒人生徒が28%、アジア系生徒が16%。
③生徒の貧困率が過去4年間続いた73%以下から昨年は75%に上昇 ④男性でも女性でもないと自認するノンバイナリーの生徒数は22~23年度には102人だったが、昨年は178人に増加したものの、割合は全体の0.02% ⑤出生率の低下や転出者の増加といった理由で長期的な入学者数の予測は悲観的。(7日、ザ・シティ)
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