安売りスーパー「Save A Lot」は8日、ブルックリンでオンラインストアによる宅配サービスを開始すると発表した。最新ロボットの働きで、物流施設から8マイル以内であれば30分程度で注文品が届くという。今週から注文を受け付ける。同日、ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

Save A Lot は、進んだ注文充足オートメーションを提供する「Fabric」と組んで、ブルックリンに商品在庫と出荷の機能を持つ小型物流施設(MFC)を設立。Uber Eats のアプリを通して入れた顧客の注文をロボットが短時間に充足し、Uber の配達員が届ける仕組みを構築した。Fabric はキューブで在庫を管理。ロボットを駆使して物流を効率化している。スーパーマーケットの宅配サービスでは通常、大量注文の充足に2時間程度かかる。Fabric のシステムでは50品目の充足を6〜8分で完了する。MFCの面積は4000平方フィートで、通常の店舗の3分の1。家賃は数分の1だ。
最近の調査によると、77%の顧客がスーパーの宅配サービスを使わなくなった。配達のオプションに欠け、満足度が低下したことがその理由だ。その反面、需要は10%増えている。スーパーからすると宅配サービスは労働集約的でコスト高。トレーダージョーズのように中止したスーパーもある。
Save A Lot はミズーリ州が本拠。米国内の32州に750店舗を持つ。品ぞろえを限定するなどして通常のスーパーより30%程度安いのが売り物。ブルックリンの宅配サービスでニューヨーク進出を果たしことになる。ただ実店舗を構える考えはない。Fabric との協業も今回が初めてで、パイロットプログラムになる。Save A Lot のビル・メイヨCOOは「サービスの便利さ、商品の良さと安さを体験してもらえれば、客はリピートする」と期待している。
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