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マンハッタンのアイコン的高層ビル「クライスラービル」とその土地を所有する名門私立大、クーパーユニオンは先々週、2100万ドル以上の地代を滞納していた不動産会社、R&SクライスラーLLC(R&S)の借地権終了を求めていた裁判で勝訴した。ゴッサミストが6日、伝えた。

R&Sは、パンデミックの影響で財政的苦境に立たされていたことや、賃貸条件の再交渉を試みたが失敗したこと、また築100年近い建物の改修提案を大学側が拒否したことなどを主張したが、裁判所はこれを退けた。ただ、同校は今後、77階建てのビルの賃貸、テナントからの家賃の徴収、老朽化したビルの改修などの責任を負うことになるため、不動産会社クッシュマン&ウェイクフィールドおよびサヴィルズと協力して物件を管理する計画だ。
同校は1859年、学費無料の非営利大学として設立されたが、約10年前、財政赤字を補うために有料化したことで抗議運動が勃発。2018年、10年以内に再度無料化する計画を発表し、昨年秋には最低でも今後4年間は4年生の学費を無料にすると発表していた。同校の財務を監督する独立監視機関は、昨年発表した報告書で、「クライスラービルは同校が大規模な構造的赤字から持続可能な営業黒字へと移行するための、最も有意義な手段のひとつになり得る」と述べていた。
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