2月16日【気になったニュース】日本と世界の距離は“縮まって”いる？

皆さん、一週間お疲れさまでした。今週は、現代版“ガキの使いやあらへんで”ということで、京都に“お土産”をとりに３日ほど日本に行っていました。大雪でNYからのフライトが６時間あまり遅れたものの、24時間で京都まで無事に着き、“お土産”も無事に受け取ることができました。やはり、世界は狭いですね。一日あれば、NYCから大概の世界主要都市まで行けますもんね。（さすがに、Thimphu, Bhutanは難しいようですが。。。）

翌日火曜日は、建国記念日で祝日だったので、時差ボケの私は、早朝から小雪が舞う２月らしい京都の鴨川沿いを下鴨神社まで散歩してきたのですが（たしか、“ガキの使い”でも、冬の寒いNYを楽しむ（？）シーンがありましたし）、境内でお賽銭をいれるときになってはじめて、財布に日本円がないことに気づきました。前日、それなりに移動や食事もあったのですが。日本もいつのまにかすっかりキャッシュレスになっていたんですね。さすがにお賽銭は、Apple PayやSuicaというわけにはいかなかったので、USDでさせていただきました。まあ、インバウンド・ブームの日本ですので、Shrineも外国紙幣OKと勝手に理解させていただきました。

インバウンドと言えば、この観光シーズンでもない２月にも関わらず、京都駅でも新幹線でも、普通に外国人の方々がおられたので、だいぶ日本（京都？）もNew Yorkに近づいてきましたね。また今回の滞在を通じて、学校、大学、企業、政府関係者など様々な方ともお話をさせていただいたのですが、皆さん一様にグローバル化の必要性・重要性とともに、具体的なアクションをお話しされていたので、日本も“近く”なったなと感じました。明治時代の1889年に、東海道線が開通し東京～大阪も20時間あまりで移動できるようになりましたが、今のNY-京都/東京がそんな感覚かもしれないですね。その直前の江戸時代には、大阪～東京（江戸）に行くにも、パスポート（通行手形）が必要だったし、京都には江戸から大量の“外国人観光客”が訪ねて来ていたし。。。

ただ、外国人観光客数でいうと、京都の500万人+（23年度）に対して、NYCは1,300万人（2024）ですし、伝統の魅力度の違いを考えると、まだまだ京都の外国人観光客受けいれ余地は大きいと思います（しかも、このグローバル協調が必要ななか、日本からの海外渡航者数は今でも、19年度の7割弱の1,300万人だし。。。）。要は、より京都の良さを理解できる外国人に来てもらえるようにできるかですね。（そもそも、京都の“一言さんお断り”も排他的なルールではなく、お客さんとよりよい関係を築くための仕組みらしいですし。）

その点では、今回のNYFWのように、世界基準の舞台で活躍される日本人“文化伝道師”（Kento Utsuboさん、土佐尚子さん）の存在は、心強いですし、もっともっと世界で活躍できる日本人が増えてくるといいですし、そのような活動をここNYでDAILYSUNを通じて、お手伝いできればと思っています（明治維新後に、大阪を飛び出して、“言葉のわからない”江戸でがんばった方々のように。『坂の上の雲』でも、他藩（文字通り、他国って書かれていたかも？）との言葉の壁については触れておられたように思いますし。。。）

京都は、小雪ですみましたが、やはりNYは寒いですね。今週も水曜・木曜にかけて、Snow Stormがあるそうですので、くれぐれも皆さんお気をつけて、引き続きもう少し続く冬をお楽しみください。

代表　武田 秀俊

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