2025年4月11日 NEWS DAILY CONTENTS

NYのスーパーでも流通、大腸菌汚染の可能性で「バター」をリコール

キャボット・クリーマリー・バター(Cabot Creamery Butter)の親会社であるアグリマーク社は、大腸菌群による汚染の可能性があるとして、1700ポンド(約71キログラム)以上のバター製品をリコールしている。CBSニュースが9日、伝えた。

自主回収となったエクストラ・クリーミー・プレミアム・シー・ソルテッド・バター(photo: https://cabotcreamery.com)

米食品医薬品局(FDA)の3月26日付の執行報告によれば、同社は、「エクストラ・クリーミー・プレミアム・シー・ソルテッド・バター(Extra Creamy Premium Sea Salted Butter)」8オンス入り189ケースを自主回収している。同商品は、4オンスのスティック状のバターが2本、箱に入ったもので、大腸菌群が高レベルで含まれる可能性がある。製品コードは「UPC 0 78354 62038 0」。バーモント、ニューヨーク、ペンシルベニア、メイン、コネティカット、ニューハンプシャー、アーカンソーの7州で流通している。

同事案は、自主回収のクラス分類のうち、最も危険度の低いクラス3に分類されている。FDAによると、同商品を摂取しても健康に悪影響を及ぼす可能性は低いという。

大腸菌は、動物や人間の排泄物、植物や土壌にも存在する。人間を含む動物の消化管には常に大腸菌が存在し、排泄物にも見られる。大腸菌の多くは無害だが、一部の菌は病原性があり、食中毒や重篤な病気を引き起こす可能性がある。大腸菌による感染症報告例のほとんどは、十分に加熱していないハンバーガーを食べたことによるもの。

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