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メトロポリタン美術館で、毎年恒例となっている屋上での現代アート展示が4月15日からスタートした。

今年のアーティストは、音と静寂をテーマに作品を手がけるアメリカのアーティスト、ジェニー・C・ジョーンズ。観るだけでなく“聴く”ことを想像させる、不思議な体験型アート「アンサンブ(Ensemble)」が話題になっている。
展示されているのは、低音を吸収する装置から着想を得たツィター、風で鳴るエオリアンハープ、そして20世紀の即興音楽家モーゼス・ウィリアムスとルイス・ドットソンに捧げられた、一本弦の楽器のような彫刻の3点。
そのうち風で音を鳴らすハープ以外の作品は、音を出さない。にもかかわらず、そこに“音が出るかもしれない”という期待や想像が生まれるところに、この作品の魅力がある。
ジョーンズはこれまで30年にわたって「音」をコンセプトに作品を発表してきたアーティスト。今回は、Metの屋上展示の歴史や美術館所蔵の楽器コレクションなどもリサーチしながら、5年の歳月をかけてこのプロジェクトを実現させたという。
「音を鳴らすわけではないけれど、鳴るかもしれないという想像をかきたてること。それがこの作品の力なんです」とジョーンズは語っている。
なお、今回の展示を最後に、メトロポリタン美術館の屋上展示は一時休止される。美術館は今後、現代美術の新しい展示棟「オスカー・L・タン&H.M.アグネス・スー・タン・ウィング」の建設に入り、再開は2030年の予定となっている。この機会をお見逃しなく。
日時
4/15(火)~10/19(日)
場所
The Metropolitan Museum Roof Garden
(1000 5th Av.)
入場料
美術館入場料
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