合わせて読みたい記事
米財務省は22日、1セント硬貨(ペニー)の製造を来年をもって正式に終了すると発表した。これにより、1セント硬貨は徐々に姿を消していき、現金取引の最小単位は5セントとなる。シークレットNYCが同日、伝えた。

同省によると、1セント硬貨の製造コストは1枚当たり3.69セントに上昇。同硬貨の製造を中止することで、ただちに年間5600万ドルの節減が見込まれるという。1セント硬貨は1792年に米造幣局が設立された翌年に初めて製造された硬貨の一つ。当時、1セント硬貨は純銅製だったが、現代は銅と亜鉛の合金で製造されている。
米造幣局によると、2024年にアメリカで製造された硬貨の総数は56億枚だったが、そのうち1セント硬貨は約32億枚と最多だった。現在、114億枚の1セント硬貨が、アメリカ国内で流通していると推計されている。1セント硬貨の廃止については長年にわたり議論が交わされてきた。オバマ前政権で財務長官を務めたジェイコブ・ルー氏も、2015年に1セント硬貨の廃止を支持していたが、さまざまな理由により実現しなかった。トランプ大統領は今年2月、1セント硬貨の製造を「無駄遣い」と批判し、財務省に製造中止を促した。連邦議会には、1セント硬貨の廃止を永久的で法的拘束力のある措置とするための超党派の法案も提出されている。
RELATED POST
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








