来週の火曜24日に実施されるニューヨーク市長選・民主党予備選挙の最新の世論調査(センター・フォー・ストラテジック・ポリティックス6月13〜16日)の結果がこのほど発表され、11人の候補者の中で前ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏が支持率38%でリードしていることが分かった。2位は30%のゾーラン・マムダニ州下院議員だった。5月までの世論調査ではマムダニ氏に二桁の差をつけていたクオモ氏だが、ここにきてマムダニ氏の追い上げが顕著になっている。


世論調査は昨年10月末から27回にわたって実施されてきたが、クオモ氏が勝利に必要な50%の支持率を獲得したのは1回のみで、順位選択投票(Rnking Voting)における得票率をクリアすると予測する世論調査はほとんどない。マムダニ氏は、第2希望枠で支持率を伸ばしているが、順位選択投票をシミュレートした調査では、クオモ氏が最終投票で50%の基準をクリアしている。
順位選択投票は2019年から導入された選挙方式で、 ニューヨーク市の市長、公訴人、監査役、区長、市議会議員の予備選挙と特別選挙は全て同方式で行われる。これは有権者が1番目に選んだ票がカウントされる方式で、候補者が第1選択票の50%を超えた場合、その候補者の当選となる。50%を超える得票を得られなかった場合は、集計はラウンド制で継続され、各ラウンド終了時に最下位の候補者が除外され、その候補者に投票した有権者の票は次の選択に振り分けられる。このプロセスは2人の候補者が残るまで続き、最も多く票を獲得した候補者が当選する。
現職アダムス市長は、無所属として再選を目指す。ニュージャージー州の知事選・予備選挙では民主党はマイキー・シェリル米下院議員が、共和党はジャック・チャッタレッリ州議会議員がそれぞれ当選、11月4日の本選挙で対決する。
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