2025年7月1日 NEWS DAILY CONTENTS

7月のNYは「星空観察」のベストシーズン、流れ星に出会えるかも!時期や見どころをチェック

ニューヨークで天体観測を楽しむなら、7月のニューヨークは、空を見上げるだけで特別な体験ができる季節だ。

写真はイメージ(photo: Олег Мороз / Unsplash)

見どころ1:夏の大三角形と天の川

アメリカ自然史博物館の天体物理学者ジャッキー・ファハティ氏によると、「北半球の夏の夜空といえば、夏の大三角形と天の川が主役」とのこと。夏の大三角形とは、日本人にはお馴染みのデネブ(白鳥座)、ベガ(こと座)、アルタイル(わし座)の三つの明るい星が形作る大きな三角形だ。晴れた夜には天の川も肉眼で見えるチャンス。

見どころ2:7月中旬から始まる流星群ラッシュ

7月はなんと3つの流星群が重なって出現する。ピーク時には1時間に100個近い流れ星が見えることもあり、流星観測には絶好のタイミング。

アルファ・やぎ座流星群
7月12日〜8月12日。最盛期は7月29日頃で、ゆっくりと動く明るい火球が特徴。

みなみのデルタ・みずがめ座流星群
7月18日開始。1時間に10個ほどの控えめな出現数だが、地平線近くに低く流れる光の筋が印象的。

ペルセウス座流星群
7月18日開始。ピークは8月だが、7月下旬からでも1時間に20〜30個ほど観測可能。

見どころ3:新月と暗闇の夜空

7月24日は新月。月の光が最も弱まるこの日は、夜空が暗く、流星を観測するのに理想的なコンディションになる。7月20日のアポロ月面着陸記念の数日後というのも、宇宙好きにはたまらないタイミングだ。

見どころ4:その他の注目天体

アークトゥルス(うしかい座)
夕暮れ後、西南の空に輝く赤みを帯びた明るい星。肉眼でもよく見える。

ε(イプシロン)こと座
双眼鏡で見ると、複数の星が寄り添ったような美しい星団。

水星
7月4日の花火イベントの後、西の地平線近くに黄色っぽい光点として出現する。日没から約1時間後が見ごろ。

                       
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