2025年7月9日 NEWS DAILY CONTENTS

今話題のセントラルパークにオープンした「巨大プール」に行ってみた、 混雑を避けるコツや事前のチェックポイントまとめ

セントラルパークに新しくオープンした、Gottesman Pool(ゴッテスマンプール)。マンハッタンでリゾート気分を味わえる貴重な場所だが、ルールが細かくて入場前のチェックもけっこう厳しめ。実際に行って分かった、混雑を避ける時間帯や持ち物、服装の注意点などをまとめた。

◆ 列を避けたいなら、この時間帯

「行列必至」と聞いていたので、11時オープンのところを10時20分に到着。40分並んで11時に入場できた。正午には列もなくなっていて、スムーズに入れているようだった。朝から並ばなくても、12時半以降や15~16時の清掃時間後の16時半ごろに行けば、空いている可能性が高そう。

◆ 入場時の厳しいチェックを乗り越えるコツ

1. ロッカーの鍵は必須。サイズに注意

入場時に「鍵は持ってる?」とスタッフに必ず聞かれ見せる必要がある。持参していたダイヤル式の小さな鍵を見せると、「サイズが小さすぎる」と言われ、結局、近くの雑貨店で鍵付きロックを9ドルで購入することに(鍵はこちらで買える 。実際には持参した鍵も使えたが、その時の受付スタッフの判断次第で、言い換えれば彼らが納得する大きさではないと現地で購入する羽目になる。ちなみに「ロッカーを使わず、荷物は休憩スペースに置いておく」と伝えても、鍵を持ってないと入場自体を断られることもあるので注意。

持参した鍵(左)、お店で新規購入した鍵(右)

鍵の紛失も多いようで、プールの底にはいくつも落ちていた。チャック付きの水着ポケットに入れる、ゴムで腕にくくるなど、なくさないようにする工夫は必須。

2. 服装チェックも厳しめ、羽織りものは白限定

・水着の着用はマスト。入場前に着ておいたほうがスムーズ。
・水着以外のプールサイドで水着の上に羽織る日除け用の服などは、「白」限定。ラッシュガードは水着扱いでOKだが、羽織りものが色付きだと止められる。
・おむつが必要な年齢の子どもは、プール用おむつの着用チェックもある。

3. 飲食の持ち込みについて

プールデッキでは食べ物の持ち込みは禁止されているが、屋内の休憩スペースにはテーブルと椅子があり飲食OK。お弁当や軽食を持参している人も多く、長時間ゆったり過ごせる設計になっている。食後にまたプールに戻る家族も多かった。

デッキエリアには、タオル、本、水筒の持ち込みはOKだが、浮き具や携帯などのデバイスは禁止されている

◆ マンハッタンのど真ん中でリゾート気分

ここのプールの魅力は、何よりも圧倒的な清潔感。ニューヨークの公共プールとは思えないほど施設全体が美しく保たれていて、裸足で歩いても全く気にならないほど。入場時の細かいルールや持ち物チェックがあるのも、こうしたクオリティーを保つためなんだと納得できる。

また、プールはゼロエントリー式。海辺のように水深が徐々に深くなる構造だから、小さな子どもも無理なく水に慣れていけるし、大人もリラックスしながら楽しめる。子どもたちが泳ぎの練習をするにも最適な場所だった。

水深が徐々に深くなるゼロエントリーのため大人から子どもまで楽しめる

さらにうれしいのが、無料で使える日焼け止めクリームディスペンサーの設置だ。日差しの強い夏の日でも安心して過ごせる工夫がされている。

そしてぜひ立ち寄ってほしいのが、プールのすぐ隣にあるスプラッシュファウンテン。ぬるめの温水が噴き出すこのエリアは、大人にも大人気。冷たいプールで遊んだあと、帰る前にここで体を温めれば、一日の締めくくりにぴったり。

高層ビルに囲まれた公園の中で、水の音と子どもたちの笑い声に包まれながら過ごす時間は、まさに“都会の中のオアシス”。忙しい毎日からふっと抜け出して、ちょっとしたバカンス気分を味わいたい人にとって、このプールはまさに理想的なスポットだ。

文/藤原ミナ
写真/Miho Hirano

詳細

場所
Gottesman Pool at the Harlem Meer(Davis Center内)
(110th Street & Lenox Av.)

オープン期間
6/27(金)〜夏季シーズン中
毎日11:00〜19:00(15:00〜16:00は清掃時間)
利用料
無料(ID不要)
注意点
・持ち物 鍵付きロック必須、水着、水着の上に何か着る場合は、白Tシャツのみ
・食べ物、新聞、デバイス持ち込み禁止
公式URL
https://www.nycgovparks.org/facilities/outdoor-pools

                       
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