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天候や運動のせいではないのに、普段より汗をかきやすくなったと感じているなら、それは気のせいではない。加齢、ホルモン、薬、ストレス、基礎疾患などが体温調節機能に影響している可能性がある。7日付のタイムが、その謎を解き明かしている。

20〜30代は汗腺の働きが最も活発だ。代謝も活発で、筋肉量も比較的多く、ホルモンレベルも安定し、通常は熱を効率的に調節できている。それが40〜50代になると、女性を中心に変化が現れる。ホルモンは発汗の調節に大きな役割を果たすが、更年期前や更年期におけるエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の量の変化は体温調節機能を乱し、ホットフラッシュや夜間の発汗を引き起こす。また、甲状腺機能の亢進により基礎体温が上昇し、多汗になることもある。60代以降は汗腺の活動が低下し、汗の量は減少する。
汗は、不安やストレス、痛み、辛い食べ物、カフェイン、アルコール、感染症による発熱などでも引き起こされる。抗うつ薬やオピオイド系鎮痛剤、糖尿病薬、解熱剤、一部の降圧薬など、薬の副作用でも起きる。
アメリカ人の推定5%が多汗症だ。発汗は体が自動的に体温を調節するための機能で悪いことではないが、発汗がひどく、持続的で、生活の質に影響を与える場合は、医療機関で医師の診断を受けることが重要だ。外用薬からボトックスまで効果的な治療法がある。
編集部のコメント
ちなみに多汗症は、日本でも同じように多くの人が悩んでおり、わきの下は日本人の5.7%が、手のひらでは5.3%の人が原発性局所多汗症を発症しているというデータも。しかし、多汗症を発症している人のうち、実際に医療機関を受診する人は約1割以下といわれている。
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