合わせて読みたい記事
生活の質に満足しているのはニューヨーカーのたった34%というちょっと寂しい調査結果が発表になった。SILive.com20日、伝えた。

この調査は非営利団体の市民予算委員会が実施している「ニューヨーカーの直言」。市民1700人から本音を聞いた。生活の質に関する回答は、2017年には51%だったから、8年間で満足度が17ポイントも下がった計算になる。
居住地域が「非常に素晴らしい」「素晴らしい」は56%。これも17年の63%から低下。地元が安全だと感じているニューヨーカーは42%。夜の一人歩きも「平気」と答えた人は11ポイント下がって、59%になっている。地下鉄に関しては、日中は安全だと回答したニューヨーカーは50%。夜間だと22%に下がる。市のサービスの満足度は27%。17年の44%からほぼ半減した。特に住宅、ホームレス、メンタルヘルスに対する支援が不十分だと指摘している。
市の財政支出に対しても不満が募る。17年の調査でも22%と低かったが、今回はたったの11%だ。地域別では、ブロンクスの住民は総じて満足度が低い。人種別では黒人やヒスパニック系は、白人やアジア系より低いといった傾向が見られた。収入別では年収10万ドル以上のニューヨーカーの満足度が目立って下がったのが印象的だ。
ニューヨーク生活を諦める市民も出ている。最大の理由(76%)は「アフォーダブル(手頃)」でなくなったこと。「危険」(73%)や「居住空間の狭さ」(60%)が続く。
希望の光は「近所の公園」と「交通の便」。満足度が上昇した。マンハッタンやスタテン島では「図書館」「防火活動」「救急医療(EMS)サービス」に対しても比較的高い評価を維持している。
RELATED POST
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








