ニューヨーク育英学園インターナショナルスクール小学部の5、6年生は9月16〜19日、マサチューセッツ州ボストンとプリマスで移動教室を実施した。

初日はまず、バスレクリエーション係によるゲームで片道4時間半の道のりを楽しんだ。バスの中は終始、子どもたちの笑い声で満ちていた。17世紀の清教徒の生活を再現したプリマスプランテーションでは、グループに分かれて見学。当時の姿に扮したスタッフにインタビューをしたり、当時の様子を再現した住居の見学では17世紀の生活について理解を深めた。その後、イギリスから清教徒を乗せてアメリカにやって来たメイフラワー号にも乗船した。
2日目は、最新鋭のロボットを開発するボストン・ダイナミクスを訪問した。犬型のロボット「スポット」が、工事現場や工場などでどのように活躍をしているのか、それを可能にするためにどのような機能があるのか、実際に動く様子を見学しながら説明を聞いた。普段は入れない研究施設の内まで見学させてもらい、子どもたちは多くの刺激を受けていた。
ロボット開発に興味がなかった子どもたちも、説明を聞くうちに興味が湧いたようで、見学後には「ボストン・ダイナミクスがいちばん楽しかった」「将来はロボット開発の仕事に携わりたい!」といった感想を口にする子どもたちも少なくなかった。スポットを操縦した際の喜びや高揚感は、何事にも代えがたい貴重な経験となったようだ。
3日目は、ジョン万次郎ゆかりの地、フェアヘブンを訪れた。19世紀のアメリカで懸命に学問に励んだ万次郎。万次郎が学んだという小さな小学校を訪れた子どもたちはその逞しい生き方に感銘を受けた様子だった。
最終日は、ピルグリムファーザーズが使っていた粉ひき水車、プリマス・グリスト・ミルを見学し、穀物を粉にする水車の動力の仕組みを学んだ。17世紀の様子を想像しながら、先人の知恵や工夫に感心しきりだった。
今回の移動教室では、自由を求めアメリカに渡って来た清教徒たちの思いやアメリカ人のル ーツとなるアメリカ先住民族の暮らし、また、激動の江戸時代末期に日本とアメリカの架け橋となったジョン万次郎の軌跡を学ぶことで、日本とアメリカの2つの文化の中で育つ自身と重ね合わせ、将来への活力と勇気を大いにもらう旅となった。(情報・写真提供:ニューヨーク育英学園インターナショナルスクール)


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