2025年12月9日 COMMUNITY 教育レポート

「グローバル世界で活躍するために必要な力とは」国連日本代表部と国連本部を訪問 NY日本人学校

 ニューヨーク日本人学校(コネティカット州グリニッチ、森本恵作校長)の6、9年生は11月18日、国際連合日本政府代表部と国際連合本部を訪れた。社会科移動教室の一環。 

宮本防衛駐在官(中央)を囲んで

 国際連合日本政府代表部では、宮本防衛駐在官が南スーダンをはじめこれまで駐在した国々の話と、安全保障上の課題や日本が国際社会で果たそうとしている役割について講演した。さらに、日本が多くの国と協力しながら世界平和に向けて議論を続けていること、自国の安全性を最優先に確保しようとして国家間の対立が表出している現状も解説、生徒たちは真剣な面持ちで聞いていた。また、「国際社会で通用する人材になるためには?」との質問に対し宮本防衛駐在官は「専門性を磨き、課題発見の力を持つこと」「社会性を培い、コミュニケーション能力を高めること」とアドバイスした。

 生徒たちはその後、国際連合本部ツアーに参加、日本が寄贈した「平和の鐘」や国連総会議場、戦争や核兵器に関する展示を見学した。今回の移動教室を通して、歴史や公民の授業で学んできた出来事と現在の国際情勢との関連、平和維持のための国連の役割について理解を深めることができた。同時に将来の夢や目標に向けて自分が何をすべきかを考える貴重な機会となった。

(情報・写真提供:ニューヨーク日本人学校)

経済社会理事会議場を見学
RELATED POST