12日に始まった、ニューヨーク市の主要病院に勤務する看護師約1万5000人によるストライキが、2週目に突入した。交渉の最大の焦点は賃金だが、合意に向けた進展はほとんどない。ニューヨークタイムズが22日、伝えた。

看護師組合「ニューヨーク州看護師協会」は、ニューヨーク・プレスビテリアン/コロンビア病院、マウント・サイナイ病院、モンテフィオーレ医療センターなど市内主要病院との交渉を22日に再開したと発表した。これら3つの医療システムに勤務する看護師の平均年収は約16万ドル。昨秋の交渉開始時、組合は年10%の賃上げを要求しており、実現すれば契約3年目の2028年までに平均給与は20万ドルに迫る。週末勤務や夜勤への上乗せ手当なども求めており、給与はさらに増える見通しだ。
一方、病院側は今後3年間、看護師1人当たり年4500ドルの追加支給を提案している。病院関係者によると、この資金は給与または医療保険・年金など福利厚生への配分を看護師が選べるという。看護師側からは「低すぎる」「侮辱的だ」との反発が出ている。
ニューヨーク州の看護師の給与は警察官や消防士、教師を上回り、一部の病院幹部は「十分な水準」と主張する。これに対し看護師側は、病院勤務は肉体的・精神的に過酷だと反論。多くが週3日、1日12時間勤務で、「トライステート地域で暮らすには年収20万ドル近くは妥当」との声もある。
求人サイトのデータでは、ニューヨークの看護師の平均年収は約14万2000ドルで全米平均を約9%上回る。労働統計局によると、24年の正看護師の年間賃金中央値は9万3600ドルだった。
前回の契約では、23年に7%、24年に6%、25年に5%の賃上げを確保した。組合は今回も同水準以上を求めているが、病院側は連邦補助金の減少を理由に昇給幅を抑える姿勢だ。
病院経営陣はこのストライキに備えており、看護師たちよりも長く耐えられると見込んでいる。
看護師らは賃金だけでなく、院内暴力対策や慢性的な人員不足の是正も求めている。
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