日本発のBL(ボーイズラブ)人気は今や、アジア圏のみならずカナダやアメリカにも波及。ここニューヨークでもホットな話題となっている。

新しく就任したマムダニ市長は1月25日に行われた記者会見で、話題沸騰中の連続ドラマ「Heated Rivalry」の原作となった恋愛小説シリーズを公共図書館で利用できると紹介。屋内で過ごす時間の過ごし方について提案した。
同26日付ニューヨークタイムズによると、マムダニ氏の記者会見後、レイチェル・リード作「Game Changers」シリーズの第2作「Heated Rivalry」のダウンロード数は529%急増。25日のダウンロードの86%はマムダニ氏の推薦後に行われたという。
図書館は24日に同シリーズの無制限コピーをアプリで提供開始し、その後「Heated Rivalry」は5000回以上ダウンロードされた。シリーズ全6冊の累計ダウンロード数は1万3000回を超えており(いずれも図書館広報のデータ)、図書館側は「数字は今後も伸び続けると予想している」と話している。
「Heated Rivalry」は、ライバルチームに所属するクローゼットのゲイ・プロホッケー選手2人と、彼らの長年にわたる秘密の恋愛を描いた物語。カナダの放送局クレイヴが低予算でドラマ化した同名のシリーズは、小説「Heated Rivalry」と「Game Changers」の一部を融合させた刺激的な内容で、ハドソン・ウィリアムズとコナー・ストーリーが主演を務めている。アメリカではHBO MAXで放送。HBOで2025年、最も視聴された番組の一つとなった。
BLは、ストリーミングプラットフォーム(Netflix、GagaOOLala、Viki)と強力なファンエコノミーに牽引され、カナダとアメリカにおいてニッチなサブカルチャーから主流の人気ジャンルへと急速に成長。従来は若い女性(18~35歳)をターゲットとしていたが、アメリカにおけるBL視聴者は現在、26~45歳の層が半数以上を占めており、ミレニアル世代にも強い訴求力があることを示している。
マムダニ市長の広報担当、ドラ・ペケック氏によると、マムダニ氏はこのシリーズを読んだり視聴したりしていないという。しかしペケック氏は「公共図書館の資源を活用する熱意がこれほど高まっていることに、市長は非常に興奮している」と付け加えた。
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